毛髪を再生する最先端技術が、発毛率を7割以上アップさせることに期待出来ると発表されました。
これは再生医療の中の1種で、新たな治療の可能性を広げています。
発毛は、毛包と呼ばれる細胞によって促進されます。
毛球や毛母細胞、毛乳頭の3つから成る毛根の中では、栄養成分を取り込んだり分裂しながら18種類のアミノ酸を構成し、“髪”として表皮に露出させています。
この毛を生み出す毛包を移植する技術が発毛の研究の最先端を走っています。
毛包を生み出す“幹細胞”は今まで胎児にしか見られないと言われてきましたが、大人の身体内にも存在しており自己毛包から取り出した幹細胞を用いて再利用することが可能になりました。
この技術では自分の細胞を元に治療を行うので、拒否反応などのトラブルが起きにくいという大きなメリットがあります。
毛包そのものを移植する方法と毛包の元となる細胞組織を移植する方法の2パターン有り、どちらも発毛率の高さだけではなく毛の周期を正常に戻し繰り返すことが出来ると確認されています。
毛包が活発に働いている限りは、毛が抜け落ちても再び生えてきます。
また現在生えている場所に違和感無く馴染むところも注目です。
この最先端技術はまだ実験段階ですが、2020年までには安全性の確認が完了し治療を開始することに期待出来ます。